受講生の声「テクニカル講座」

Sun. Age. Art Studio 主宰 吉村 由紀さん

2022年4月~受講中

テクニカル講座を受講したいと思われた理由はなんですか?

自分自身のスキルアップの為に、彫金の技術も身に付けたいと思いはじめた頃、この講座の存在を知りました。銀粘土と彫金を組み合わせた技法に興味がわきました。

好きな技法やデザインがありますか?

プレートシルバービーズの技法は、大きさ・厚み関係なく、自由な形でビーズを作ることができ、作品の幅が広がりました。不定形天然石の石枠を、リボン線以外で作ることが出来るようになり、こちらもデザインの幅が広がりました。

実際に受講してみて感じることはどんなことですか?

正確に丁寧に作り込んでいかなければ、次の工程もうまくいかないということです。
銀粘土の良さと、彫金の良さを知ることで、より美しく繊細なデザインに挑戦することが出来ると感じます。

大阪から東京に毎月通うとなると決断と勇気が必要だったと思いま
す。その時の経緯や具体的な思いをお聞かせください。

1つ目の理由は、
銀粘土と彫金の技法を学ぶための環境が大阪にはありません。
彫金教室はありますが、学びたいのは銀粘土技法をメインに、彫金技法をどのように組み合わせてその技法を使いこなすのか?ということです。アートクレイシルバー本部の講座ならそこを教えていただける!と思ったからです。

2つ目の理由は、
アートクレイ工房の本部の先生に直接習いたい!と強く思ったことです。
銀粘土と出会って10年たちますが、我流になっているところや、さらに本部の先生方からのアドバイスなど直接習うことで、学ぶべきところはたくさんあると思ったからです。

3つ目の理由は、
アートクレイ工房にこの10年一度も伺ったことがなく、生徒さんたちもなかなか行くこともできません。私がアートクレイ工房で習うことで、私の生徒さんたちにも伝えることができると思ったからです。そして、それが生徒さんたちの励みになってくれたらいいな、と思っています。

最近ではzoomなどで、遠くまで行かなくても自分のデスクで学ぶことができるようになりました。内容によっては、わかりやすく便利だと感じます。
でも、テクニカル講座のような難しい内容は、先生に直接、自分の苦手なところや、うまくいくコツ、方法など、手取り足取り教えていただけるので、そこに意味があると感じています。テクニカル講座の内容は、大変濃く深く、彫金技法も丁寧に教えていただけるため、来てよかったと思っています。

これからの目標や意欲を教えて下さい。

今年で、講師活動10年の節目になります。テクニカル講座の先生、先輩の方々との時間はとても楽しく励みになっていて、感謝しています。
私のスタジオに通って下さる生徒さんたちに、しっかり伝授できるように、テクニカル講座の技術を習得したいと思います。

資格取得コースで得た知識を定着させつつ、新しい技術を身に付けたいと思ったからです。

ひとつひとつのステージに沢山の学びが詰まっています。どうして失敗したのかについて丁寧な説明があり、とても分かりやすいです。

柔らかな粘土状からの造形は思い描いたデザインを細かく表現することが出来ますし、多くの材料は必要がなく思い立ったらすぐに手に取ることが出来る点です。

可能な限り地球に優しい生活をと考えていてそれは制作についても同様で、リサイクルの銀を使われているアートクレイシルバーにはその一点に於いても魅力を感じています。制作で出た銀の粉も作品のアクセントにしたり、失敗したものはリサイクルへと循環させる、そういったアートクレイシルバーの特性と自然に触れる機会が多くあった人生から影響を受けて、自然から感じたものを中心に制作しています。身に着けて下さる方々にも自然を感じてもらえたらと思います。

楽しみながら作ることを常に保てるように、スケジュールは余裕を持つようにしています。今後も学びながら制作の幅も広げていきたいです。

argentiere 主宰 倉田 真紀さん(修了)

テクニカル講座を受講したいと思ったきっかけは、何ですか?

私は銀粘土を学びつつ、彫金にも興味があったので彫金教室にも通っていました。彫金の技術、たとえばロウ付けなどを銀粘土にも生かせればと思っていましたが、彫金教室の先生は銀粘土への応用に関してはわからないので、銀粘土も彫金もその両方がわかっている先生に学べるとのことのできる「テクニカル講座」を受講しました。

もう一つの理由としては、私は資格取得後長く研究科クラスに在籍し、自由制作をしてきましたが、「作りたい」と自分が思うものを常に持っていないとなかなか作品を作り続けるのは難しいなと感じていました。何か課題があって、それを習っていくというのが私には向いているなと思い受講を決めました。

実際に受講してみてどうですか?

彫金技法である「ロウ付け」を銀粘土にする施す方法は、特に学びたい部分だったので習得できて満足です。
銀粘土は地金と違いポーラス状になっているのでフラックスとかロウの吸い込み方が(地金同士のロウ付けとは)違います。それまでは自分でいろいろ試してみるしかなかったのが、両方わかっている先生にそれぞれの特性を教われるので的確な知識が学べました。

テクニカル講座は、1クール半年、3時間の半日講座で、授業では「技術の習得」に重きをおいた講座です。この受講形態や進行スピードに関してはどう感じていますか?

進行スピードはちょうどいいと思います。各ステップ毎に2~3個の課題があり、チェックシートがあって出来次第ハンコを押してもらって次のステップに進んでいきます。
終わらないと次に進めないので、なるべくためないように頑張っています。
また、半日講座で、クラスがたくさんあり振替受講もできるので、仕事している方や予定が組みづらい人には通いやすいと思います。

テクニカル講座で学んだ技術はご自身の作品制作にどのように生かされていますか?

シルバーアクセサリーコンテストやアートクレイ工房作品展に出品する作品に生かせていると思います。また私は自分の教室も運営していて、通っていただいている生徒さんにもテクニカル講座で学んだ技術を還元できていると思います。